姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

言葉でフォームを変えることの難しさ(2)

「言葉でフォームを変えることには、ムリがある・・・・」、そう感じ
させることが他にもあります。


それは、「選手が思っているフォーム」と「実際のフォーム」とのギャ
ップ、違いです。


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かつて「水の中では真直ぐに後ろにかいている(プルしている)」と語
ったオリンピックの金メダリスト(水泳選手)がいました。


しかし、ビデオで確認してみると、実際は肘は曲がってS字にかいてい
ました。


本人のイメージしている動きと実際の動きは違うわけです。


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かつてフォークボールを得意とする名投手がいました。フォークボール
の時は、どう投げるのですかと聞かれ、彼は、「直球と同じで上から真
直ぐ腕を振り下ろすだけです」と答えました。


しかし、ビデオを撮って確認してみると、腕はまっすぐではなくて、肩
関節内旋しながら、肘が前を向くような形で振り下ろされていました。


本人のイメージと実際の動きは違います。


コーチが、実際によいとされる実際のフォームを言葉にして、そのまま
選手に伝えたとしてもその通りできないかもしれません。


結果的に、よいとされるフォームにするために「実際のフォーム」とは、
違う動きを言葉にして伝えることも必要かもしれません。


中には本当にまじめに「まっすぐ腕を振り下ろして」、肩や肘を痛めて
しまう選手も出てくるかもしれません・・・・・・


同じ言葉を伝えても、その言葉によって選手のフォームがどう変わるの
か、選手によって違うかもしれません。


どの言葉、どの指摘で、よいとされるフォームになるのか、ひとりひとり
違うかもしれません。


こんなことを考えると、言葉でフォームを変えることは、とてもたいへん
で、ムリがある気がします。


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