姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

大腿前面のストレッチ習慣(2)

 「大腿前面のストレッチ習慣(1)」の続きです。

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 前回は、「大腿前面」の静的ストレチングとして上写真の「ハードラースト
レッチ」ばかりをやっていると、大腿前面の内側ばかりが伸びて、膝屈曲の
際に膝が内側に入ってしまう、膝の内側に負担がかかる習慣をつくる結果
になっているかもしれませんよ、ということをお伝えしました。


 大腿前面の筋は、「大腿四頭筋」です。(大腿四頭筋=内側広筋、中間
広筋、外側広筋、大腿直筋です)。


 大腿四頭筋のうち、内側広筋、中間広筋、外側広筋の3つは、大腿骨か
起こり(起始部)、膝をまたいで、脛骨に付きます。(停止部)  この3つの
筋は膝関節をまたいでいるだけなので、基本的には、膝関節を屈曲すれば
伸張されます。


 大腿四頭筋のうち、大腿直筋だけは、骨盤(下前腸骨棘)から始まり(起
始部)、股関節と膝関節をまたいで脛骨に付きます。(停止部)  大腿直
筋は、股関節と膝関節の両方をまたいでいるので、膝関節を屈曲するだけ
では、不十分で、股関節を伸展しないと十分に伸張されません。


 以上のような身体のつくりからすると、大腿前面の筋をバランスよく静的
ストレッチするためには、せめて次のような静的ストレッチングが必要かも
しれません。


まっすぐ膝を屈曲するストレッチング(大腿前面全部伸びますが、主として
中間広筋をねらって)
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踵が膝の外側にいくように膝を屈曲するストレッチング(大腿前面全部伸
びますが、主として大腿前面内側・内側広筋をねらって)
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踵が膝の内側にいくように膝を屈曲するストレッチング(大腿前面全部伸
びますが、主として大腿前面外側・外側広筋をねらって)
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膝屈曲と股関節伸展するストレッチング(大腿前面全部伸びますが、主と
して大腿直筋をねらって)
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 ヒトの身体のつくりからいくと、大腿前面をバランスよく静的にストレッチン
グするためには、せめてこのくらいは必要かもしれません。


 ここで、「公共のスポーツ施設」と「フィットネスクラブ」の違いについて考え
てみたいと思います。


 私がみた、ただ、大腿前面のストレッチとして「ハードラーストレッチ」のみが
紹介されている公共のスポーツ施設。スタッフの仕事は主にトレーニング機器
の説明と施設の案内のようでした。


 安いのが売りだとしたら、当然かもしれません。(そこに運動指導のプロは
必要ないのかもしれません)。


 「大腿前面のストレッチ」ひとつをとってみても、ヒトの身体のつくりを理解し
た運動指導のプロが、ヒトの身体のつくりに基づいて安全で効果的な、大腿
前面のストレッチを教えてくれる、指導してくれる「フィットネスクラブ」・・・・。


 なぜ、月会費は高くても公共の施設ではなく、フィットネスクラブにきてくれる
かというと、きっと会員さんはプロの指導が受けたくて、プロに教わりたくて、
(感動したくて)、フィットネスクラブにくるのではと思います。


 このあたりに、フィットネスクラブが輝くヒントがあるような気がします。(フィッ
トネスクラブが輝くためには、運動指導のプロ集団として、公共のスポーツ施
設と差をつける必要があります)。


 ヒトの身体のつくりを理解し、ヒトの身体のつくりに基づいた安全で効果的な
指導ができる、またその楽しさ・おもしろさを伝えることができる運動指導のプ
ロになりましょう。





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