姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

立位姿勢と「足の裏」(5) 偏平足

 今回は、「偏平足」についてお伝えします。
まずは、標準的な「足裏」と偏平足の「足裏」をならべてみます。

標準的な「足の裏」
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偏平足の「足の裏」
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 「偏平足」は、次のような基準で判断します。
?足の内側の2点(前足部か親指の最内側点と踵部の最内側点)
 を結んだ線(A線)を引く。
?足の外側の2点(前足部の最外側点と踵部の最外側点)を結ん
 だ線(B線)を引く。
?A線とB線の交わった点と第ニ指(人差し指)を結んだ線(Hライン
 と呼ばれる)を引く。
?このHラインより土踏まずがくぼんでいなければ、「土踏まず」が
 形成されていない=「偏平足」と判断する。


 「土踏まず」は、歩けるようになる2歳頃から形成され、3歳頃に
なると約30%の子どもたちに形成されます。5~6歳くらいになる
と、80~90%の子どもに形成されるそうです。


 ところが、現在の子どもたちは、どうかというと東京、神奈川、
静岡の子どもたちを対象とした調査では、6歳児の「土踏まず」の
形成率は、58,1%だったそうです。
(「足力」桜美林大学教授・阿久根英昭 著、スキージャーナルより)



 私が調べたデータも少しご紹介します。

愛知県犬山市A小学校2年生児童(101人)
○両足とも「偏平足」だった児童の割合:5,0%
○片足が「偏平足」だった児童の割合: 6,9%
 合計11,9%

愛知県犬山市B小学校2年生児童(70人)
○両足とも「偏平足」だった児童の割合:1,4%
○片足が「偏平足」だった児童の割合:10,0%
 合計11,4%


 愛知県犬山市の子どもたちは、比較的足の裏に運動刺激がたくさ
ん入っているのでしょうか。こんな結果でした。


 2007年と2008年には、伝統的に「はだし(裸足)教育」を実践して
いる愛知県丹羽郡扶桑町の山名小学校の「足裏測定」を行いました。

 
 2007年2年生児童54名、2008年2年生児童(60名)の中には、
偏平足の子はひとりもいませんでした。お見事です。


 2007年322名、2008年345名と全学年測定しましたが、全学年
としてみても、2007年:偏平足の子1,5%、2008年:偏平足の子
0,9%でした。やはり、日頃の習慣というのは大切ですね。


 以前テレビでやっていましたが、イチロー選手やスピードスケート
500mの元世界記録保持者・加藤条治選手は、画像の上では、
偏平足だそうです。


 ただし、それは長母指屈筋や長指屈筋など足底の筋が発達して
いるからだそうです。


 一般的な足底筋の衰えにより、内側縦アーチが形成できない「偏平
足」とは違うわけです。


 ですから、本当は、足指機能、足底筋の衰えも一緒にチェックする必
要がありますね。







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