姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

「大腿内転筋群」 の前後位置



「大腿内転筋群」は、「恥骨筋」、「長内転筋」、「短内転筋」、「大内転筋」、「薄筋」
の5つで、大腿骨を内転するという共通の働きがありました。



今回はこの「大腿内転筋群」を「前後の位置」から考えてみましょう。



明確にすることができない部分もありますが、起始部の位置から確認してみると・・・・、



n114713.jpg
【恥骨筋】の起始部・・・・、



n214713.jpg
【長内転筋】


n314713.jpg
【短内転筋】


n414713.jpg
【大内転筋】


n514713.jpg
【薄筋】



・・・・・、前後の位置関係をイメージすると、どうも「恥骨筋」が一番前に位置し、
その次が「長内転筋」、「短内転筋」(この辺りは微妙ですが・・・)・・・・、とだんだん
後方に位置し、「大内転筋」と「薄筋」あたりが一番後ろに位置している感じです。
(この後ろはもう「ハムストリングス」になります)。



よって、忘れがちですが、前の方に位置する「恥骨筋」や「長内転筋」は、股関節・屈曲
にも働き、後方に位置する「大内転筋」は股関節・伸展の作用も持つのです。



n614713.jpg
股関節を内転すると、股関節・屈曲が伴う人は、「大腿内転筋群」のうちでも、前方にある
「恥骨筋」や「長内転筋」ばかりを使うクセのある人、逆に言うと、後ろにある「大内転筋」
などが眠っている人かもしれません。(下側の股関節を内転するデモは松ケ下さんです)。



「大腿内転筋群」は、「恥骨筋」、「長内転筋」、「短内転筋」、「大内転筋」、「薄筋」
の5つで、大腿骨を内転するという共通の働きがあるので、この「大腿骨・内転」という作用で
ひとくくりにしてしまって、ハイ、それで終わり!・・・・、という感じでは、浅い理解に
とどまってしまいます。


たまには、「前後の位置」など違う方向からも見直してみたいものです。







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高齢の方によくみられる特徴 と 「大腿内転筋群」

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「高齢者の方によくみられる特徴」と「大腿内転筋群」(恥骨筋、短内転筋、
長内転筋、大内転筋、薄筋)です。


この5つの筋は、起始が「恥骨」で、停止は、薄筋のみが脛骨、他の4つの筋は
大腿骨です。


kotubanyoko1120913

横からみた時の「恥骨」と「大腿骨」の位置関係をみると・・・、


「恥骨」の方が「大腿骨」より前に位置しています。


大腿骨側を固定しておいて、「大腿内転筋群」が収縮すると、恥骨が大腿骨に
近づく=「骨盤が前傾する」、ということです。


ということは、違う言い方をすると、「大腿内転筋群」の弱化、筋力低下は「骨盤後傾・姿勢」
につながるということです。


「骨盤後傾姿勢」は高齢の方によくみられる特徴のひとつです。


naitenkingun1120913
(大腿内転筋群「からだ・うごき塾テキスト第2版」土屋真人・著より)


ご存知の通り、「大腿内転筋群」の代表的な作用は、股関節の内転です。


股関節内転の作用と持つ「大腿内転筋群」の弱化、筋力低下は「股関節・過外転姿勢」
につながります。


「股関節・過外転姿勢」とは、違う言い方をすると「O脚(股関節・過外転タイプ)」
です。


「O脚(股関節・過外転タイプ)」は高齢の方によくみられる特徴のひとつです。


こうしてみてくると、、「大腿内転筋群」の弱化、筋力低下は「骨盤後傾姿勢」と「O脚」
という「高齢の方によくみられる特徴」との関連が強いようです。


もちろん、他の筋も大切ですが、「いくつになっても健康で活動的な毎日を過ごす
ために必要な筋トレ」、介護予防指導を考える際に知っておきたいことのひとつです。



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大腿内転筋群(4)

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「大腿内転筋群」(4)です。


「大腿内転筋群」とは、恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋の5つの筋
のことでした。


naitenkin1120819
大腿内転筋群(「からだ・うごき塾テキスト第2版:土屋真人・著より)


これらは、主として大腿骨を内転する作用がある筋です。


これらの大腿内転筋の柔軟性や筋力に左右差があると、骨盤を左右に傾けるように
影響を及ぼす可能性がみえてきます。


逆に言えば、「骨盤の左右傾きが大きい」立位姿勢の人は、大腿内転筋の柔軟性や
筋力に左右差があると予測できます。


「骨盤の左右傾きが大きい」立位姿勢の人は、骨盤周辺の筋がどんなコンディション
になっているのか、まずは理屈で整理しておきたいものです。



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「大内転筋」

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「大腿内転筋群」のうちのひとつ、「大内転筋」です。


「大内転筋群」とは、恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋の5つの筋
のことでした。


この5つの筋は、大腿骨を内転する作用が共通なので、はじめはだいたいひとま
とめにして勉強します。


それはそれでよいのですが、「支配神経」からみると、また違った側面がみえて
きます。


「支配神経」とは、その筋を動かすために伸びている、支配している神経のことでした。


「大腿内転筋群」の支配神経は、「閉鎖神経」です。


興味深いことに、「大腿内転筋群」の中で、恥骨筋だけは、「大腿神経」の支配も受けて
います。


ですから、「支配神経」から言うと「恥骨筋」は、腸骨筋や大腿直筋(大腿四頭筋)など
と同じ股関節前面の筋=股関節屈曲の作用を持つ筋、骨盤前傾の作用を持つ筋の仲間でも
ある、という話を前回しました。


同じように「支配神経」を確認しておきたいのが「大内転筋」です。


dainaitenkin11326
大内転筋です。(「からだ・うごき塾テキスト第2版:土屋真人・著より)


これも興味深いことに、「大腿内転筋群」の中で、「大内転筋」だけは、「坐骨神経」
の支配も受けているのです。


「坐骨神経」は、主に半腱様筋や半膜様筋、大腿二頭筋などハムストリングスを支配す
る神経です。(人体最大の神経である坐骨神経は、大腿後面から名前を変えながら、枝
分かれしながら、膝の裏、下腿、足の裏へと延びていきます)。


支配神経からみると、「大内転筋」はハムストリングスの仲間でもあるわけです。


「大内転筋」は、内転部(上部)と膝腱部(下部、ハムストリングス部)に分かれて
います。合わせて確認しておきたいものです。


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恥骨筋

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「大腿内転筋群」のうちのひとつ、「恥骨筋」です。


「大腿内転筋群」とは、恥骨筋、短内転筋、長内転筋、大内転筋、薄筋の5つの筋
のことでした。


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大腿内転筋群(一番左が「恥骨筋」です)。
(「からだ・うごき塾テキスト第2版:土屋真人・著より)


この5つの筋は、大腿骨を内転する作用が共通なので、だいたいひとまとめにして
勉強することが多いわけです。


それはそれでよいのですが、少し違う角度からみると、みえてくることがあるよう
です。


少し違う角度とは「支配神経」です。その筋を動かすために伸びている、支配している
神経のことです。


「大腿内転筋群」の支配神経は、「閉鎖神経」で、大腿骨を内転する=閉じる=閉鎖→閉鎖
神経とイメージしておぼえたりします。


興味深いことに、「大腿内転筋群」の中で、恥骨筋だけは、「大腿神経」の支配も受けて
います。


「大腿神経」は、主に腸骨筋や大腿直筋(大腿四頭筋)など股関節前面の筋=股関節屈曲の
作用を持つ筋、骨盤前傾の作用を持つ筋へのびている神経です。


支配神経からみると、「恥骨筋」は股関節前面筋の仲間でもあるわけです。


「恥骨筋」というと「大腿内転筋群」のひとつなので、大腿骨の内転作用をもつ筋という
イメージが強くなりがちですが、我々が思っている以上に、股関節の屈曲、骨盤前傾とい
う作用にも大きくかかわっているようです。


学ぶ過程として、「大腿内転筋群」のように、ひとまとめにしておぼえる筋群も少し違った
角度から整理してみると、みえてくることがあるようです。


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