姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

大殿筋

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「大殿筋」です。


腸骨・仙骨・尾骨の後面、仙結節靭帯あたりから起こり、大腿骨大転子あたりと
腸脛靭帯に停止するのが、「大殿筋」です。


腸脛靭帯にも停止(合流)していることは、案外知らない人が多いかもしれません。


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大殿筋(「からだ・うごき塾テキスト 著・土屋真人より)


腸脛靭帯にも合流しているということは、大殿筋のコンディションが腸脛靭帯のテンシ
ョンにも関係しているということです。


大腿骨外側上顆と腸脛靭帯がすれあっておこる「腸脛靭帯炎」の場合、その要因として
大腿筋膜張筋はもちろん、大殿筋あたりの柔軟性低下も可能性としてみえてきます。


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2011年元日の雪化粧。山への修行はじめ、その途中で。


ご存知の通り、「大殿筋」の代表的な作用は、股関節伸展、外旋です。


ただ、股関節伸展には、1、骨盤部を固定して大殿筋が収縮する=股関節が伸展する
パターンと、2、大腿骨大転子あたりを固定しておいて、大殿筋が収縮する=骨盤が後
傾するパターンが考えられます。


ここで、大腿骨が身体の前にでる(股関節が屈曲する)動作について考えてみます。


大殿筋に十分な柔軟性がある人は、大腿骨を身体の前にだす動作を股関節の動きだけ
で行うことができます。


大殿筋に十分な柔軟性がない人は、大腿骨を身体の前にだす動作を股関節の動きだけ
で行うことができないので、腰椎部も屈曲しなくてはなりません。


大殿筋に十分な柔軟性がない人は、大腿骨を身体の前にだす動作を股関節の動きだけ
でなく、腰椎部の動きも割合的にたくさん使わなくてはならないということです。


特に大腿骨を身体の前にだす動作を何度も繰り返すスポーツ種目などでは、大殿筋の柔
軟性低下が「腰への負担」=腰痛のひとつの要因になっているかもしれません。


大殿筋の起始と停止が近づく=「骨盤後傾」の場合があることがわかると、大殿筋の柔
軟性低下と腰部への負担の関係がみえてきます。


土屋真人のホームページ
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