姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

腸腰筋コラム

筋肉を作っている筋線維には、大別すると2種類あります(もっと細かく分ける
場合もあります)。


すばやく収縮できないが、疲れにくく長く収縮し続けることができる「遅筋線維」
(赤筋線維とも言う)と、疲れやすいが、すばやく収縮できる「速筋線維」(白筋
線維とも言う)です。


筋力トレーニングを行う時の方法としては、速筋線維は高負荷低回数、遅筋線維は
低負荷高回数がよいとされています。


一般的には身体の表層にある筋には速筋線維の割合が多く、深層筋では遅筋線維の
割合が多いことが知られています。


腸腰筋は身体の深層にある筋です。


腸腰筋を衰えさせないためには「低負荷高回数」に相当するトレーニングも効果的です。


一般的なトレーニングも大切ですが、日常生活での姿勢保持などを意識し、低負荷でも
長く刺激を入れ続けることがとても大切です。


腸腰筋(特に大腰筋)の衰えは次のことを招きます。


1、姿勢保持力や体幹部の安定性が低下する。

2、走力が低下する。

3、内臓脂肪がつきやすくなる。

4、特に高齢者では転倒のリスクが高まる。



(姿勢と動きの「なぜ」がわかる本、土屋真人・著、秀和システム P.92より)






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大腰筋

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「大腰筋」です。


腸腰筋というと、大腰筋、腸骨筋、小腰筋の総称になります。その腸腰筋の
ひとつ、「大腰筋」です。


daiyoukin1111223
(からだ・うごき塾テキスト第2版、土屋真人・著より)


大腰筋は、腰椎あたり(腰椎体、肋骨突起)から起こり、大腿骨小転子に停止します。
(写真の緑部が左・大腰筋です。オレンジ部が左・腸骨筋です)。


研究によると、この「大腰筋」の太さと走力が比例関係にあるようです。大腰筋が
太いほど、走るのも速いということです。


また、寝たきりの方や転倒リスクが非常に高くなっている低体力の方では、この大腰筋
がきわめて細くなっていることもわかっています。


この大腰筋は内臓のすぐ近くにある深層の筋です。人体の原則としてあまり動か
さないところや活性していないところに脂肪はつきやすいので、他の体幹部深層筋も
含め、大腰筋が良く働いていないと、内臓脂肪もつきやすい、と言えそうです。


こうしてみてくると大腰筋は、アスリートのパフォーマンス向上、高齢者の介護予防、
メタボや生活習慣病の予防・・・・、幅広い領域、年齢層でポイントとなる筋のよう
です。


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腸腰筋(2)

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「腸腰筋」です。


大腰筋は、腰椎あたり(腰椎体、肋骨突起)から、腸骨筋は、腸骨前面(胸骨窩、仙骨翼)
から起こり、ともに大腿骨小転子に停止します。


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腸腰筋(「からだ・うごき塾テキスト 著・土屋真人より)


ここで確認したいのが、大腰筋、腸骨筋の停止部である「大腿骨小転子」です。


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大腿骨小転子(矢印↑)は、後方で内側に突出しています。


この後方・内側に突出した大腿骨小転子に腸骨から腸骨筋が、腰椎部から大腰筋が身体の
前面を通って付着しています。


腸骨筋・大腰筋の起始側を固定して、腸骨筋・大腰筋が収縮する際に大腿骨がどんな動き
をするか、少しイメージしてみてください。


この時、後方・内側を向いていた大腿骨小転子が内側からぐるっと回るように前方に引き
上げられるのです。


この時、「内側からぐるっと回るように前方に引き上げられる」という部分を違う言葉に
言い換えると、大腿骨は、外旋しながら、屈曲するということです。


腸腰筋の作用として、「股関節外旋」がでてきました。


だから、何かというと、スクワットで膝が内側に入ってしまう人、フォワードランジで膝が
内側に入ってしまう人・・・・、いろいろな動きで股関節屈曲位外旋ができない人は、たぶ
ん腸腰筋がうまく機能していないということです。


大腰筋・腸骨筋の停止部=大腿骨小転子の突出方向 → 腸腰筋の作用=「股関節外旋」が
理解できると、みえてくることがたくさんあるようです。


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腸腰筋

「案外知らないかも・・・、筋のひと口メモ」シリーズ


今回は、「腸腰筋」です。


腸腰筋は、大腰筋、腸骨筋、小腰筋の総称です。


大腰筋は、腰椎あたり(腰椎体、肋骨突起)から、腸骨筋は、腸骨前面(胸骨窩、仙骨翼)
から起こり、ともに大腿骨小転子に停止します。


tyouyoukin11129
腸腰筋(「からだ・うごき塾テキスト」著・土屋真人より)


小腰筋は、第12胸椎体、第1腰椎体から起こり、寛骨弓状稜、腸腰筋膜あたりにつく筋で
すが、ある解剖書によると約40%の人は欠損している(ないということ)そうです。


ご存知の通り、「腸腰筋」の代表的な作用は、股関節屈曲です。


ただ、この場合の股関節屈曲には、1、骨盤部・腰椎部を固定して腸腰筋が収縮すると、大腿
骨が前方へ動く=股関節が伸展するパターンと、


2、大腿骨小転子を固定しておいて、腸腰筋が収縮する=腸骨、腰椎部が前方に引っ張られる
=骨盤が前傾するパターンが考えられます。


fukuga1114
そもそも腸腰筋の柔軟性が十分でない人は、伏臥位でも骨盤前掲がきつい場合があります。


ここで、大腿骨が身体の後ろへ動く(股関節が伸展する)動作について考えてみます。


腸腰筋に十分な柔軟性がある人は、大腿骨を身体の後ろへ動かす動作を股関節の動きだけ
で行うことができます。


腸腰筋に十分な柔軟性がない人は、大腿骨を身体の後ろへ動かす動作を股関節の動きだけ
では十分に行うことができないので、腰椎部も伸展(反る)しなくてはなりません。


腸腰筋に十分な柔軟性がない人は、大腿骨を身体の後ろへ動かす動作を股関節の動きだけ
でなく、腰椎部の動きも割合的にたくさん使わなくてはならないということです。


特に大腿骨を身体の後ろへ動かす動作を何度も繰り返すスポーツ種目などでは、腸腰筋の柔
軟性低下が「腰への負担」=腰痛のひとつの要因になっている可能性が高いわけです。


腸腰筋の起始と停止が近づく=「骨盤前傾」の場合があることがわかると、腸腰筋の柔軟性
低下と腰部への負担の関係がみえてきます。


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