姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

大腿筋膜張筋あたりの柔軟性が低下した人の特徴(2)

「大腿筋膜張筋あたりの柔軟性が低下した人の特徴」(2)です。


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上前腸骨棘あたりからはじまる「大腿筋膜張筋」は「腸脛靭帯」を介して、
膝関節をまたぎ、脛骨についていました。
(「からだ・うごき塾テキスト、土屋真人・著より)


膝蓋骨(膝のおさら)の外側には、大腿骨のでっぱたところ(=外側上顆)が
あります。


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「外側上顆」


膝の曲げ伸ばしをすると、腸脛靭帯はこの「外側上顆」の前に行ったり、
後ろに行ったりする感じになります。(下画像2枚参照)


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(図中の黒丸は関節運動の中心をあらわしています。「外側上顆」はもっと上に
なります)。

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(姿勢・うごきをみるためのヒント第7巻~中殿筋、大腿筋膜張筋と大腿内転筋群から~
土屋真人・著より)


膝の曲げ伸ばしをすると、腸脛靭帯と「外側上顆」は擦れ合う感じになるわけです。



大腿筋膜張筋の柔軟性が低下すると、大腿筋膜張筋が短くなるイメージで、腸脛靭帯が
上に引っ張られ、この腸脛靭帯と「外側上顆」の擦れ合いが強くなるかもしれません。



擦れ合いが強くなると、「外側上顆」あたりに圧痛や痛みが出やすくなります。
(ひどくなると、「腸脛靭帯炎」と医師から診断される可能性・大です)。



もちろん擦れ合いが強くなる要因は大腿骨と下腿骨の配列など(O脚など)他にも
ありますが、「外側上顆」あたりに圧痛があるようなら、「大腿筋膜張筋~腸脛靭帯」
のこわばり、柔軟性低下の有無を確認したいものです。


大腿筋膜張筋あたりの柔軟性が低下した人の特徴として大腿骨・外側上顆あたりの
圧痛、痛みを加えておくとよいかもしれません。



(確認:大殿筋も腸脛靭帯に移行しています)。



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大腿筋膜張筋の柔軟性が低下した人の特徴

上前腸骨棘あたりから起こり、腸脛靱帯をへて膝の外側(脛骨)に停止する
のが大腿筋膜張筋です。


上前腸骨棘あたりを起始、膝の外側(脛骨)を停止と考えた場合、筋部は全体
の上3分の1で、下3分の2が靱帯(腸脛靱帯)というユニークな筋です。


横から骨盤部をみた場合、前部から大腿筋膜張筋が、後部からは大殿筋が腸脛
靱帯に合流するという形になっています。


大殿筋が大腿骨と腸脛靱帯に停止していることは、あまり知られていないかも
しれません。


大腿筋膜張筋の股関節の作用は、股関節屈曲と外転です。


違う言い方をすると、大腿筋膜張筋の柔軟性が十分にある人は、股関節伸展、
股関節内転が十分にできるといえます。


ここからわかる大腿筋膜張筋の柔軟性が低下した人の特徴のひとつです。



大腿筋膜張筋の柔軟性低下がある人は、側臥位で膝関節を90度程曲げ、股
関節屈曲位から伸展すると股関節が外転してしまうかもしれません。


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デモは伊藤さんです。

お試しください。


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