姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

椎骨と脊髄神経

前回の続き、今回は椎骨と脊髄神経についてです。


後頭骨と第1頸椎の間からでるのが「第1頸神経」です。第1頸椎と第2頸椎の間か
ら出るのが「第2頸神経」です・・・・・・。


というように、頸椎部では同じ番号の椎骨の上からでる脊髄神経が同じ番号の頸神経
になります。(第1頸椎の上から出ているのが、「第1頸神経」という感じです)。


これが、胸椎部以下では、同じ番号の椎骨の下からでる脊髄神経が同じ番号の神経
になります。


(例:第3胸椎の下から出ているのが、「第3胸神経」、第2腰椎の下から出ているの
が、「第2腰神経」・・・・、という感じです)。



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模型を使って確認する坂野さんです。


解剖書で、「筋の支配神経」が書いてあります。


筋はそれだけでは、収縮できません。簡単にいうと筋には神経(電線?)がきていて、
それに中枢神経(脳、脊髄)からの命令=生体電流が流れて収縮がおこります。


例えば、大腿直筋の支配神経には、大腿神経、L2~L4と書いてあります。


これは、大腿直筋にきている神経名を「大腿神経」といい、もとは、第2腰椎~第4腰
椎の下からでている神経なんですよ、ということです。


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そんなことを考えながら、生身の身体で確認してみると、難しいと思いがちな「神経の
勉強」が身近なものになってきます。


このあたりを一度整理してみると、「筋肉の名前は知っていたけど、それを動かしている
神経は、このあたりからでているんだ・・・」という新しい感動があるかもしれません。


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神経系のつくり

1月13日(木)、「からだ・うごき塾」上級コースからのワンポイントです。


テーマは、「神経系と身体運動」でした。


脊髄からでている(椎骨の際からでている)のが脊髄神経です。全部で31対あり
ます。


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胸椎の際からでている胸神経です。


頸椎の際からでているのが「頸神経」、胸椎の際からでているのが「胸神経」、
腰椎の際からでているのが「腰神経」・・・・、です。


ところで、頸椎を「C」、胸椎を「T」、腰椎を「L」・・・・とあらわすこと
があります。


例えば、「C2」とあったら、=第2頸椎のことです。


ただし、頚神経の2番を「C2」とあらわすこともあるので注意が必要です。


頸神経だけは、椎骨の数と同数ではありません。


頸椎は7個なので、「C1~C7]です。
頸神経は8対あるので、「C1~C8」です。


身体運動を指導したり、クライアントのコンディションチェックをする時に、
当然「神経系のつくりとしくみ」を理解していた方が深みが増します。


「神経系」というと難しく感じるかもしれませんが、工夫して上手に習得して
おきたいものです。


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神経系のつくりとしくみ

3月18日(木)、からだ・うごき塾からのワンポイント・・・・。


脊髄からは31対の脊髄神経がでています。脊髄には後ろから入る神経の束
(後根)と前から出る神経の束(前根)が左右にあります。


身体を動かす脳からの命令(電気信号)は、動かしたい筋へいく脊髄の高さ
まで降りてきて、前根からでていきます。


皮膚感覚などは、後根から入ってきて脳へ上がっていきます。これをベル・マ
ジャンディの法則といいます。


それぞれの後根は、特定部位の皮膚領域と対応しています。


例えば、頚神経6番は、前腕の外側あたりに対応しています。


頚神経(後根)のコンディションは、後頭部から頚部、肩、腕の皮膚感覚にあらわ
れることがあるわけです。(前腕、上腕の内側あたりは胸神経が対応するようです)。


逆に言うと、上肢の皮膚感覚がおかしい、何も感じないとしたら、頚部の不調かも、
(もちろん脳かもしれませんが)ということです。


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ルーレットで皮膚感覚と支配領域を確認しました。


普通の運動指導者としてやっていく分には、神経系のつくり・しくみなど知らなく
てもやっていけるかもしれません。


しかし、10のことしか知らないと、10以上のものはでてきませんから、より多
くのことを知り、自分の器を大きくしていく姿勢は持ち続けたいものです。


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頚部のコンディションと「指テスト」

2月18日(木)、からだ・うごき塾のワンポイントから・・・。


今回のテーマは、「頚神経と身体運動」でした。


頚部、腕、肩、手の筋を動かしている神経は、もとをたどれば、頚椎のきわ
からでている頚神経です。


ですから、頚部のコンディションが悪いと神経伝達の具合も変わり、筋の収
縮にも影響を及ぼします。


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頚部を伸展位、屈曲位、右側屈位、左側屈位、右回旋位、左回旋位といろい
ろなポジションにして、指の力を調べると、中には特定のポジションで明ら
かに指の力が落ちてしまう人がいます。(モデルは宮田さんです)。


頚部のコンディションはいつも良好に保っておきたいですね。


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「痛みの神経回路」をリセット

2月11日(木)、からだ・うごき塾の1ポイント・・・・・。


今回のテーマは「腰痛改善指導の実際」でした。


腰痛を感じる期間が長いと、脳がその「痛みの神経回路」を記憶してしまう
ことがあるそうです。


痛みを感じながらの運動では、身体も緊張してなかなかうまくいきません。


例えば、腰周辺の筋をストレッチしようとしても一方で身体が緊張している
わけですから、アクセルを踏みながら、ブレーキを踏んでいるようなもので
うまくいかないわけです。


そんなときは「痛みの神経回路」をリセットすることが必要になってきます。


いろいろな方法がありますが、運動指導の現場では、「セルフツボ刺激&マッ
サージ」をおすすめしています。


軟式の野球ボールなどをつかって、特定のツボ(部位)を一定の強さ以上の刺
激を上手に加えると、「痛み神経回路」をリセットできるようです。


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いろいろな部位を刺激して身体の変化を確認する皆さん。わかりにくいですが、
それぞれの部位に用具を使って刺激をいれています。【例:座っている人は、
足三里(すね)に刺激をいれています】


「痛みの神経回路」をリセットできると、関節可動域の拡大や違和感・つっぱり感
の除去など、その場で体験できます。


「痛みの神経回路リセット」、神経系の抑制・ブレーキをはずすという感じが身を
もってわかるという感じです。


受講生皆さん、体験したことを上手に活用してください。


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