姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

リハビリの工夫

ある講座前、Nさんが声をかけてくれました。



聞けば1ヶ月以上前にふくらはぎの肉離れをおこされたそうで、
今だに足首を伸ばすと痛いとのことです。



「何かよい方法はないでしょうか?」という主旨のご相談でした。




toyo113920.jpg
足首を伸ばす(足・底屈)と痛みます・・・・。



講座前で時間も限られていることから1つだけ提案させていただきました。



私:「ちょっと足首を曲げてみてください(足・背屈)。痛くないですか?」


Nさん:「これは痛くありません」



ということだったので・・・・・、



toyo213920.jpg
足の背屈を丁寧に10回くらい繰り返していただきました。



その後で、足・底屈をしてもらうと・・・・、


Nさん:「あっ!痛くない!!」



人体には、ある動きを起こす主働筋には、必ずその反対の動きを起こす拮抗筋
が用意されています。


主働筋が動けば、必ずその反対の動きを起こす拮抗筋にも影響が及びます。


神経系のしくみからみても主働筋と拮抗筋には常に同時に電気信号が送られる
ようになっています。



目的とする動きの前に、拮抗の動きを行っておくと、目的とする動きが
やりやすくなるという「身体のしくみ」があります。



少しでもリハビリの苦痛を軽減するために、この「身体のしくみ」を
上手に活用したいものです。





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腰背部のこわばりをとる・・・・

2月17日(日)、アクトス・パーソナルトレーナー養成講座(岐阜クラス)
からのワンポイントです。


筋には、上手に圧をかけると(走行に対して直角になるようなイメージで)、
“緩む”という性質があるようです。



講座で実際にみられたケースです。



image.jpg
玉井さんは、体幹部屈曲位での体幹部・左側屈動作で右側腰背部に
こわばりを感じました。


こわばりを感じたあたりにある筋、この時は「脊柱起立筋」の走行を
イメージして・・・・、


a213219.jpg
走行に対して直角にクロスするようなイメージで自分の手を
そこに置いてもらいました。(筋に圧がかかるように)。



時間にして30秒から1分くらいでしょうか・・・、(基本的には腰背部に
手をひいてねているだけです・・・・)、



その結果・・・・、



さきほどど同じ動作でチェックしてみると、



「こわばりがない・・・」



ということでした・・・。



他にも「こわばり」を緩める方法をたくさんお伝えしました。


ハイレベル運送指導者・トレーナーとして「こわばりを緩める方法」の
引き出しをたくさん持ち、目的と対象、状況に合わせて使い分けることが
できるようにしておきたいものです。




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たくさんのお問い合わせをありがとうございます。
7月から開講!
「動きのTCCT養成スクール」(ハイレベル・プロパーソナルトレーナー
養成・基礎スクール)受講申込受付スタートです。

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「身体のしくみ」を上手に活用・・・・・

2月10日(日)、アクトス・パーソナルトレーナー養成講座(名古屋クラス)
からのワンポイントです。


「足裏を合わせるようにして膝を開いて座る形で大腿内転筋群がかたい(膝が十分に
開かない)人が行うとよいエクササイズはありますか?」


受講者の方から質問がありましたので全部で7つくらい紹介しました。


その中のひとつです。


tak213210.jpg
ここから・・・、


taka313210.jpg
左膝を床につけるようにして膝を十分に開く、閉じるをくり返します。
左右行います。(デモは高橋さんです)。



股関節外転筋群の筋トレのつもりで行います。



taka113211.jpg
チェックしてみると大腿内転筋群あたりのこわばりがなくなった
そうです。


ある筋を収縮させると必ず同時に拮抗筋に“抑制”(“弛緩”)の命令が
送られるようになっています。


その身体のしくみを活用する一例でした。


効果的な柔軟性向上エクササイズ指導のために「身体のしくみ」を上手に活用
したいものです。




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弾みをつけて伸ばすと・・・・(後編)

弾みをつけて伸ばすと・・・(前編)

からの続きです・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




ita21328.jpg
板倉さんは右に両膝をたおす動作で左腰背部あたりにこわばり
を感じました。


ita11328.jpg
そこで反対側の右腰背部あたりを「弾みをつけて急に伸ばす」ように
リズムよく両膝を左側の床につけ、脱力する(もどす)動きを繰り返し行って
もらいました。



その後、チェックしてみると・・・・、



ita31328.jpg
板倉さんによると右に両膝をたおす動作で先ほど感じた左腰背部あたりの
こわばりはもう感じない、ということでした。


上写真と比べると可動域も広がったようです。


体幹部・回旋動作で考えると、左右の腰背部は主働筋と拮抗筋の関係に
なります。


左腰背部あたりをゆるませるために拮抗の関係にある右腰背部を「急に
伸ばしてよく縮む」ようにしたわけです。


ある筋あたりを緩ませようと思ったら、その拮抗筋をよく収縮させる、という
方法がありますよ、ということです。



ヒトの「身体のしくみ」を現場で実際に使えるところまで掘り下げて
おきたいものです。



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弾みをつけて伸ばすと・・・・(前編)

2月7日(木)、アクトス・パーソナルトレーナー養成講座(多治見クラス)
からのワンポイントです。


“筋には“急に伸ばされるとよく縮む”という性質があります。


筋の中には、筋の長さを感知する「筋紡錘」という小さな感覚器(センサー)
があり、筋が急に伸ばされるとすばやく縮んで筋を守ろうとする身体の反射が
あるのです。(伸張反射)


柔軟性を高めたい部位を急に伸ばすと「縮んでしまう」のでこのことだけを
考えると「伸張反射」はマイナスのイメージが強くなってしまうかもしれません。


しかし、少しだけ視野を広げるとクライアントの柔軟性を高めてあげる「引き出し」
を増やすことに使うことができます。


関節運動は必ず主働筋の収縮と拮抗筋の弛緩がセットになっています。主働筋がよく
縮むということは「拮抗筋がよく弛緩する」と同じことです。


筋の「急に伸ばされるとよく縮む」という性質を主働筋に使えば、結果的に拮抗筋は
よく緩む(柔軟性向上)というわけです。



例えばこんな感じです。


ita21328.jpg
板倉さんは右に両膝をたおす動作で左腰背部あたりにこわばり
を感じました。


“筋は“急に伸ばされるとよく縮む”という性質を使って、
この左腰背部あたりにこわばりをゆるめてあげる方法は・・・・。


・・・・・・・・


長くなったので続きは次記事でお伝えします。


講座では「ここがいちばんややこしかった」という感想を持たれた多治見
クラスの皆様、復習としてご活用ください。




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