姿勢・うごき・健康・体力 通信

運動指導者、トレーナー教育に約20年携わってきた著者からの「姿勢」「うごき」「健康」「体力」などをキーワードにした、日々の実践や経験の発信、人生をより豊かにするための教養・情報の発信ブログです。

「クロール」 のフォーム


身体に過度の負担がかかるフォームを考えるきっかけになれば・・・
というお話です。



ある水泳の名コーチが教えてくれた話です。



かつて日本ではクロール際、腕を伸ばす方向(キャッチからプルの前)
を身体の正中線の方向・・・・・




ta115216.jpg
わかりやすいように両手そろえてやってもらうと、こんな感じの方向へ腕を
伸ばすのが主流だったそうです。



身体の小さい日本人が外国人に勝つためには、できるだけ大きく
かかなくてはとこのような指導になったかもしれない、とのことです。



しかし、これだと肩に過度の負担がかかってしまい、「水泳肩」に
なるケースもたくさん見られたそうです。



外国ではクロールで肩を痛める選手はいないのに、何で日本では「水泳肩」
が存在するんだ・・・・、と言われた時代もあったようです。


その原因がこのフォームにあったようだ・・・・・・とのことです。





ta415215.jpg


で、外国では肩の前へ腕を伸ばす、この写真のような方向だった
そうです。



ちなみに今、日本では上の写真の泳ぎ方を「一軸のクロール」、
下の写真の泳ぎ方を「二軸のクロール」と呼んだりするそうです。



肩に過度の負担をかけるクロールのフォームを考えるきっかけにして
いただけるとうれしく存じます。








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「水泳肩」

ある水泳選手のケースです。


その選手は「背泳ぎ」の選手でした。



ta215215.jpg
腕を内側に入れるようにして、




ta315215.jpg
大きくかく・・・・というような指導を受けていました。



やがて「肩」に痛みがでてきました。

「肩」に痛みが出てからも・・・・



ta115214.jpg
このストレッチは習慣にしていました。(痛いけど、大きくかかないと
いけないからと・・・・・)。



医療機関にも行きましたが、結局「肩の痛み」はとれず、接骨院の
先生の助言で「自由形」に種目を変更したそうです・・・・・。



今から思えば、肩に負担がかかりすぎるフォームに問題があったことと
習慣にしていた静的ストレッチがマイナスに作用していた・・・・・とご本人
は回顧されています。



同じような感じで「痛み」に苦しんでいるスイマーがたくさんいるかも
しれません。



身体に過度に負担をかけるフォームになっていないか、何気ない習慣が
身体に負担をかける習慣になっていないか、気づける「目」を養いたい
ものです。








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ポールで体幹スタビリィティ(2)

11月21日(日)、ハイレベル運動指導者養成講座後、有望なジュニア選手をたく
さん指導している水泳コーチ・加藤さんが質問にきてくれました。


話は、自然と水泳選手のための「ポールを使った体幹スタビリティトレーニング」に
なっていきました。


その時、紹介したエクササイズのひとつです。


katousan101123
胸郭と骨盤の位置関係、骨盤の傾き具合などを確認して体幹部を決めます。


katousan2101123
体幹部の安定性を保持したまま、左股関節・左膝関節を屈曲しながら、ポールを
前方へ転がします。その時、右股関節は骨盤が動かない範囲で伸展します。


ポールがスムーズに転がり、戻る範囲でOKです。


katousan101123
後方にポールを転がして、スタート時の姿勢にもどります。


katousan3101123
次に体幹部の安定性を保持したまま、右股関節・右膝関節を屈曲しながら、ポールを
前方へ転がします。その時、左股関節は骨盤が動かない範囲で伸展します。


以上を繰り返します。


水泳では、支持面のない不安定な水中の中で、体幹部を安定させ、軸を決めることが必要
です。


手足を動かしても、体幹部・軸がぶれない状態をつくること、逆から言えば、ぶれない体幹
部・軸があるからこそ手足をしっかり動かすことができるわけです。


ぜひ、やってみてください。


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「バタ足」からわかること

久しぶりの「ちょっとハイレベルな水泳指導」です。


クロールのキック、「バタ足」でどうしても膝が大きくまがってしまい、膝の
曲げ伸ばしだけのキックになってしまう人がいます。


suzukisan110113
デモは鈴木さんです。


本来、クロールのキックは脚の付け根も動いて、その動きが膝、足首と伝わり、
脚全体をムチのように使いたいのです。


クロールのキック、「バタ足」でどうしても膝が大きくまがってしまい、膝の
曲げ伸ばしだけのキックになってしまう人は、「股関節が動いていない」=
「股関節屈曲筋・伸展筋などがうまく働いていない」(冬眠している?)こと
がわかります。


水泳指導として「脚の付け根から動かしてください」とアドバイスするだけでは、
効率的ではないかもしれません。


その人は、今、脚のつけ根から動かすことができないコンディションになってい
るわけですから・・・。


できれば、股関節屈曲、伸展に作用する筋(腸腰筋、殿筋群、他など)の柔軟性、
筋力などをチェックし、必要ならば「ストレッチング」や「筋トレ」などで眠って
いる筋・筋群をめざめさせてあげたいものです。


suzukisan210113
股関節伸展筋をたくさん使った動作


これが、できると、泳法の指導はもちろん、コンディショニグも指導できる「ちょ
とハイレベルな水泳指導者」です。


もうひとつ大切なことは、クロールのキック、「バタ足」でどうしても膝が大きく
まがってしまい、膝の曲げ伸ばしだけのキックになってしまう人は、普段の歩行
動作や日常でも股関節をあまり使っていない可能性が高いことです。


クロールするのも、歩くのも同じその人の身体ですから、クロールで股関節が動い
ていなければ、他の動作でも股関節が動いていないかもしれないのです。


それに気づいてあげないと、毎日の生活を送れば、送るほど、股関節周辺筋が使え
ない、偏った身体の使い方が習慣になってしまいます。


クロールで股関節屈曲・伸展するキックができるようになること=歩行動作がスム
ーズになることでもあるのです。


それに気づいて、教えてあげると、「さらにハイレベルな水泳指導者」です。
きっと今以上に喜んでもらえるはずです。


「クロールを泳法のひとつ」、とだけ捉えているともったいない気がします。


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水泳でローテーターカフに負担がかかる人の特徴

水泳など腕をまわす動作が伴うスポーツ種目でローテーターカフに負担がかかる
人の特徴です。


たいていの場合、上肢帯(鎖骨と肩甲骨)につく筋がかたくなったりして、上肢
帯の動きが悪くなっています。


上肢帯の動きがわるくなると、腕をまわす時、上腕骨から先がまわる感じになるの
で、その場合は上腕骨の付け根にあたるローテーターカフに負担がかかります。


suzukisan110726
上肢帯がうごいていない人のクロールのイメージ。上肢帯がうごかないので、上腕骨
から先をまわす感じになり、ローテーターカフに負担がかかります。
(デモは鈴木さんです)。


suzukisan210726
上肢帯からよく動く人のクロールのイメージ。上肢帯がよく内転(背骨に肩甲骨が近づ
く動き)しています。


上肢帯から先をまわす感じになるので、ローテーターカフの負担は少ないです。


ということは、腕を回す時に、上肢帯のスムーズな動きが伴わない人は、そのままのコ
ンディションで水泳をしたら、肩を痛めやすいことが事前にわかります。


このような人に出会ったら、まずはこのことを教えてあげ、すぐに上肢帯がよく動くよ
うにしてあげてください。


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